手作り家具ができるまでを画像と日記で紹介

椅子

今回のお客様は、

今まで使用してきた椅子が壊れてしまったので、

同じ椅子を2脚作って欲しいとのご注文。

 

材料はおまかせで「なるべく丈夫な素材」との指定、

そこで栗(クリ)の適材があったのでクリで製作を開始!!

栗材は堅く、湿気や水にも強い素材です。

 

しかしこのスツール、

脚の形状が「四方転び」といい、

各脚が円形の天板の中心から外側に向かって開いた(四方に転んだ)形状ニなっています。

この形状の場合、ホゾ組のホゾにもそれぞれ脚の傾きと同じ角度での加工が必要になり、

職人にとってはかなり技量の要る加工になります。

 

まずは原寸大の設計図をベニヤに書き込み、それぞれの脚の角度を決めます。

 

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もっとも難しいのは各脚の補強の台輪部分、

十字の合い掛け加工の先端を各脚の角度に合わせてホゾ組していきます。

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それぞれが寸分の狂い無く合わさって初めて補強の意味があります。

まさに職人技

 

最終調整と検品を経て

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木工加工終了。

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さらに

最後にオイル塗装

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クリアのオイルを塗ることで、

オイルの油分が木目に浸透し、

栗本来の飴色の暖かい色合いがでてきます。

お客様にも大変喜んで頂きました。

杉の丸太椅子の注文です。
早速丸太探しと大まかにカット・・・

 

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「余談」

よくお客様に「安いヤツでいいよ、捨てちゃうようなヤツ」と言われますが、これがなかなか大変なんです。

本当の"タンコロ"(外に転がっている丸太の切れ端)なら安くお売り出来ますが、「椅子」として使うには色々と考えなければならない問題があるんです・・・

まず乾燥・・・丸太は板と違い側面から水分が抜けることが難しく(皮があるので)、上下の小口側からしか水分が抜けませんその為、乾燥に時間が掛かります。未乾燥でも加工は可能ですが、使用場所が室内の場合、床に水分が付きフローリングや畳に「カビ」が発生する恐れがあります。(その際は乾燥するまで下に新聞紙やダンボールを敷いて下さい。)ちなみにお尻も濡れます。お買い求めの際に丁度良く乾燥していて直ぐに使える丸太があればいいのですがその為には事前に「丸太椅子用」として予め用意しなければならない為、ゴロッタではなくなります。

次に水平・・・丸太のカットで一番難しいのは水平のカットです。通常丸太椅子に使用する丸太の直径は20~30cm程度の物ですが、この径では通常の手ノコや丸ノコでは到底綺麗にカットできません、その為当社の場合は「製材機」で水平にカットします。製材機であれば大きな帯ノコなので綺麗に水平にカットできます。(*長さの制限はあります。)その為、ゴロッタをお買い上げ頂いても水平が必要な場合、別途「製材費」が発生します。

あとは皮と側面の磨き・・・皮付きのままでも加工は出来ますが、使用場所が室内の場合、ある程度磨かなければ皮や土などの汚れが床に落ち、最悪の場合皮に入り込んでいる虫が出てきます。やはり皮は磨いて、そしてある程度磨きをかけた方が安心して使用できます。

ご覧のように「丸太」を「椅子」として使用するには上記工程が必要になります。(あくまで一般的な椅子としてです。お客様自身が納得して頂ければそのままの丸太を椅子として使用することも十分可能です。)

「丸太椅子」続き・・・椅子用として大まかにカット(ここでのカットはチェーンソー)された杉の丸太、を椅子として使える含水率になるまで乾燥させます。(自然乾燥・・・ようするに直射日光を避け、風通しの良い場所に保管)約一ヶ月。

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芯から割れが「ピキピキ」←(擬音表現これが一番伝わり易い。)来た程度でそろそろ使い頃。

この時大きく割れが入っている物は椅子に出来ない場合もあります。

「製材機」にて高さ調整と水平取りをして、職人加工へ~

ここからはちょっとした当社オリジナル「丸太椅子」。より無垢の木目を楽しんで頂けるように中心に窪みを付けて(グラインダーで削り込み)縦の木目も楽しめるようにします。

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ちなみに今回は窪みの位置を変えて2種類製作、中心から均等に窪みが付いたヴァージョンと重心を上にして転倒しにくいバランスのヴァージョンになっています。

あとは全体を磨き、面取りをしてようやく完成!!

必要であればウレタンやオイルでの塗装も出来ます。

注文から約1ヶ月以外と手がこんでいるんです・・・・・

 

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