2008年7月アーカイブ

お客様持込の「ビワ」の木?枝?です。

これを製材して欲しいとの要望でした。

枝は直線では無く、径もまばらなので製材が出来るかどうかは職人の判断によります。

お客様の目的は「この木で木刀を作る。」とのことでしした。

なので厚みは最低でも20ミリ程度は欲しいとのこと・・・

職人に確認すると「なんとか出来る。」そうなので、早速製材。

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ご覧のように出来ました。(画像暗くてすみません。)

あとはお客様自身が一つ一つの枝の反りに合わせて木刀に仕上げていくそうです。

木刀が完成したら見せに来てくれるそうです。

ということで後日木刀を見せに来てくれました。

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こんなカンジです。

左が前回製材したビワの木刀で右は以前製作したカリンの木刀だそうです。

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自分が想像していた木刀よりもとても反りが強いと感じました。

聞くと『本物の刀』の反りを見て作ったそうです。本物はこんなに反りが強いとは初めて知りました。

よく、お土産屋に売っている木刀とは全く違います。

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それらしく持ってみました。なかなか重いです。やっぱり凄い反ってます。

このビワの木刀は若干木の反りが強すぎるので、本物よりは少し反りが大きいそうです。

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こっちがカリンの木刀です。黒いです。

これこそ本物の刀と同じサイズ・形で作ってあるそうです。

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グリップ部分には滑り止めの凹凸も付いていました。本格的です。

聞く所によると本当に練習で使用しているそうです。本当に打ち合っているとやはり折れたり割れたりがあるので堅く粘りのある木材が本当に良い木刀になるそうです。ちなみにビワでは本気で打ち合うとポッキリいく可能性があるみたいです。

形も作りも本格的でワクワクしてしまいました。
しかも実際に使い込む所まで本格的です。

観光街のお土産屋の木刀しか知らかったので、本物の『木刀』はとても格好よかったです。

以前当社で作ったポスト「郵便受け」ですが、屋根部分が長年の雨と風により、剥れてしまい、ついには雨漏りしてしまったそうです。

これでは、新聞が濡れてしまいます!!

ということで、ポストの屋根補修に取り掛かりました。

お客様の注文で、今回のポストの屋根は杉皮を使った雰囲気のある屋根が良いそうで・・・

「屋根には杉皮を貼り付けてさ、てっぺんには神社の社みたいに格好よく・・・」とお客様の壮大なイメージが色々。

そして最後に「あと、これを屋根の端にくっ付けて。」と差し出されたのはこれ↓

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シーサー?狛犬?兎に角これを最後に屋根のてっぺんの端にくっ付けたいそうです。

イメージとしては、沖縄のシーサーや、名古屋のちゃちほこのような感じですかね。

段々、郵便受けから離れてきた気がしますが・・・お客様の要望です、何とか形にする為に職人と相談。

「こんなカンジで。」なんとかイメージで書いたスケッチを職人に見せて反応を待ちます。

 

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始めは笑っていた職人でしたが、段々やる気になってきたようです。自分から色々と案を出してきました。

最後は「兎に角うまいことやってみるよ。」といってくれたので、あとは職人の腕とセンスに任せるのみです。

そして2日後・・・完成しました。

post1.jpg なかなか、良い出来です。厚めだった杉皮は少し薄く磨き、屋根自体は杉板がしっかりと覆っているので雨の心配はありません。その上に薄くした杉皮を張り付け、さらに押さえとして細く裂いた竹を片面3通りずつ底から釘で皮と板を留めてあります。

post2.jpg

さらに屋根宗?も大きくどっしりとした桧角を緩やかに曲線をつけて上部に「カポッ」と止めてあります。

側面から溝が見えないように屋根の長さ分だけ三角形の溝を付いて、上部から下の杉板にしっかりと固定してあります。

post4.jpg

最後にちゃんと"シーサー狛犬"も乗るように屋根の端は広々の専用お立ち台があり、ここが彼の新居となり、毎朝新聞配達員を出迎えることでしょう。

塗装とシーサー狛犬の固定はお客様自身におまかせしました。(向きが良くわからないので・・・)

元々の塗装もお客様がやっていたのでそれもおまかせしました。

出来れば、もう少し色を変えた方がいいのかもしれません。元々は普通の郵便受けでしたが、今回の補修(リフォーム)で、ポストというよりも「神社」のようになったので・・・若干暗めの茶やそのまま赤を剥がしてクリアーでも十分いい気がします。

これからは毎朝・夕、新聞が熱心に"参拝"にくることでしょう。

肝心のお客様には文字通り『大満足』して頂き、後々の話では「近所や郵便配達員にとても評判が良い。」とお礼の電話も頂きました。誠にうれしいことです。

杉の丸太椅子の注文です。
早速丸太探しと大まかにカット・・・

 

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「余談」

よくお客様に「安いヤツでいいよ、捨てちゃうようなヤツ」と言われますが、これがなかなか大変なんです。

本当の"タンコロ"(外に転がっている丸太の切れ端)なら安くお売り出来ますが、「椅子」として使うには色々と考えなければならない問題があるんです・・・

まず乾燥・・・丸太は板と違い側面から水分が抜けることが難しく(皮があるので)、上下の小口側からしか水分が抜けませんその為、乾燥に時間が掛かります。未乾燥でも加工は可能ですが、使用場所が室内の場合、床に水分が付きフローリングや畳に「カビ」が発生する恐れがあります。(その際は乾燥するまで下に新聞紙やダンボールを敷いて下さい。)ちなみにお尻も濡れます。お買い求めの際に丁度良く乾燥していて直ぐに使える丸太があればいいのですがその為には事前に「丸太椅子用」として予め用意しなければならない為、ゴロッタではなくなります。

次に水平・・・丸太のカットで一番難しいのは水平のカットです。通常丸太椅子に使用する丸太の直径は20~30cm程度の物ですが、この径では通常の手ノコや丸ノコでは到底綺麗にカットできません、その為当社の場合は「製材機」で水平にカットします。製材機であれば大きな帯ノコなので綺麗に水平にカットできます。(*長さの制限はあります。)その為、ゴロッタをお買い上げ頂いても水平が必要な場合、別途「製材費」が発生します。

あとは皮と側面の磨き・・・皮付きのままでも加工は出来ますが、使用場所が室内の場合、ある程度磨かなければ皮や土などの汚れが床に落ち、最悪の場合皮に入り込んでいる虫が出てきます。やはり皮は磨いて、そしてある程度磨きをかけた方が安心して使用できます。

ご覧のように「丸太」を「椅子」として使用するには上記工程が必要になります。(あくまで一般的な椅子としてです。お客様自身が納得して頂ければそのままの丸太を椅子として使用することも十分可能です。)

「丸太椅子」続き・・・椅子用として大まかにカット(ここでのカットはチェーンソー)された杉の丸太、を椅子として使える含水率になるまで乾燥させます。(自然乾燥・・・ようするに直射日光を避け、風通しの良い場所に保管)約一ヶ月。

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芯から割れが「ピキピキ」←(擬音表現これが一番伝わり易い。)来た程度でそろそろ使い頃。

この時大きく割れが入っている物は椅子に出来ない場合もあります。

「製材機」にて高さ調整と水平取りをして、職人加工へ~

ここからはちょっとした当社オリジナル「丸太椅子」。より無垢の木目を楽しんで頂けるように中心に窪みを付けて(グラインダーで削り込み)縦の木目も楽しめるようにします。

marutaisu3.jpg

ちなみに今回は窪みの位置を変えて2種類製作、中心から均等に窪みが付いたヴァージョンと重心を上にして転倒しにくいバランスのヴァージョンになっています。

あとは全体を磨き、面取りをしてようやく完成!!

必要であればウレタンやオイルでの塗装も出来ます。

注文から約1ヶ月以外と手がこんでいるんです・・・・・

 

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